簡単にですが、2014年の現場総括をまとめておこうと思います。
まとめ
詳しい事情は省略しますが、一身上の都合により2014年はほとんど現場には出ていません。いわゆる「在宅死ね」です。そうすると、自然と在宅コンテンツが充実したアイドルを中心に傾倒していく結果になったように思います。
2013年DDの裾野を広げて得た結論として、今は地下や地方にはほとんど期待していません。名乗れば誰でもアイドルになれる時代には疑問しかなく、大人の事情で青春を搾取される女の子の構図が哀れでなりません。ヲタクの文化や考えを全く理解していないところが、金目当てでアイドルに参入してきてる事案が多すぎるように思います。今転換期を迎えようとしているアイドル業界に、このような存在が内側から深刻な事態を引き起こさないか危惧しています。アイドルが金儲けにならないと分かれば撤退するでしょうから、僕はそういうところにお金を落とすつもりは全くありません。少なくともアイドルとアイドルのことを真剣に考えてくれているところにお金を使うべきとヲタクに言いたい。
2014年は色々と大きなことがありました。2014年を生きたヲタクから見えるのは48×46グループ1強時代にももクロが勝ち逃げ、でんぱ、ベビメタ、橋本環奈様が頭1つ抜けたが、ハロプロがあと一歩、地方や中堅は頭打ちから今一歩動けないといった情況かと思います。その一方で、TPDであったり大手をバックとした新興勢力の台頭が目立っていました。事件でいえば、やはり瑞稀もえの突然の引退がアイドル界に与えた影響は大きかったように思います。新生LinQがここからどう立て直していくかは草場の影から見守っています。あと、常々噂されていましたがステップワンがavexと業務提携してアイドルストリートに吸収されてしまったのは衝撃でした。幸愛ちゃん、ぷっかといった仙台のエースは完全に政略結(検閲により削除)。
2014年ライブ編
2014年自分の行ったベストライブを選ぼうと考え非常に悩みましたが、甲乙つけがたいので2つ紹介したいと思います。
1. 乃木坂46 アンダーライブ 1st 千秋楽 7/26
乃木坂46アンダーライブが幕、次期開催も決定 – 音楽ナタリー
乃木坂46のヲタクになって見えてきたのは、アイドル界にきらびやかに聳え立つハリボテの城でした。運営は今まで見てきたどこよりもアイドルをマネージメントする能力がなく、どうしてこうなるまで放っておいたのかと世紀末のようなファン層。これだけで記事になってしまうのでここでは割愛しますが、こういうところは一度失敗して現状を見直せと思っていたらこのざまですよ。
それはさておき、特に現状の固定選抜制へのアンダーの不満、研究生の扱いの酷さは目に余るものがあると分かりました。特に研究生についてはアイドル界にこれ以下の環境は存在しないのではないだろうか、乃木坂で曲やMVに参加はなく年に数えるほどのライブのバックダンサーと握手会以外ブログも自由に書けないですから。いつかこのハリボテの城にもほころびが現れるのだろうなと思っていました。ものの1年でアンダー5人、研究生3人辞めている数字を見るだけでこの問題がどれだけ深刻か分かるはず。
このような背景があって、2014年にスタートしたのがアンダーライブで、ほぼメンバーが固定となっている選抜以外のメンバーだけでライブをするというもの。そもそも3年も劇場がない乃木坂がこれだけのアンダーを持て余していたというのは置いておいて、初めての試みだったようです。正直、初めて乃木坂のライブを見たときの感想は、アイドル界でもトップクラスの楽曲を持っていながらライブの出来は半地下以下。ステップ等の基礎技術はあるのは分かるんですが、振付もバラバラだし、そもそも歌のスキルの高いメンバーがことごとく万年アンダーというライブ軽視も甚だしい。バラエティで活躍するアイドルがいてもいいのかもしれないですが、ライブしてなんぼだと思っていたのでがっかりです。
ちょっと乃木坂の不満で埋まってしまいそうなのでそろそろ本題に入りますが、なぜ乃木坂46のアンダーライブの評価が高いか?それは様々な要因があるように思います。表現者不在だったハイクオリティな乃木坂46の楽曲の再評価、アンダーや研究生がアイドルになって初めて与えられたチャンスに真摯に向き合う姿、大会場から始まってしまった乃木坂にとってライブハウスからの再出発。多分、どのアイドルも最初に経験する3年から5年といった下積み、つまりアイドルヲタクにとっても現場が一番楽しい時期だと思うんですが、今まさにその期間にあるのではないかと思っています。ワンマンライブとしてスタートしたファーストシーズンの千秋楽、このライブが迎えた最高潮の瞬間に1つのゴールを見たような気がしました。
詳しいレポはこちらに
乃木坂46アンダーライブ千秋楽 @渋谷AiiAシアタートーキョー 2014/07/26 – もっちさんのKSDDへの道リターンズ
2014年を振り返ったとき乃木坂アンダーは、のぎ天という週1のレギュラーネット番組もありますし、アンダーライブセカンドシーズンにいたっては2週間ほぼ休みなしでフルワンマン18公演をやり遂げるという、これはもはや偉業です。ライブスキルはもう選抜メンバーと比較にならないもので、あまり対立を煽るわけではないですが、選抜では少なくとも真夏は危機感を覚えているようです。影の功労者としてみさ先輩の存在が欠かせないと思います。ずっと万年アンダーで苦労してきてアンダーライブのスタートを一緒に迎えたメンバー、いや、これは本人の言葉が一番だと思います。
アンダーや研究生は若いメンバーが多く、デビューからの苦悩、そしてこのアンダーライブの経験は、数年先このメンバーが主力となった将来の乃木坂46にとって重要な意味があると思っています。2015年、乃木坂46がどうなるか予想もつかないですが、アンダーや研究生がどのように活躍するかに1人のDDとして注目しています。
2. GEM Live Mixture2014 ~夢に輝け!Go for it★~ 9/13
「上を目指す」GEM、超満員のワンマンで宣言 – 音楽ナタリー
2014年の後半はアンダーライブと、このGEMのワンマンの余韻で生きていたんじゃないかと思うほどにこのライブは自分にとって大きい。GEMメンバーを詳しく知ると、ほんとうに小さい頃からレッスンをしたり芸歴を積んでいる異様な集団であることが分かり、それでいてアイドル的な素養とまだまだ伸びしろを感じさせるのが魅力のように思います。ビジュアル面よりもパフォーマンスでアイドルヲタクを惹きつける現代アイドルのアンチテーゼにも見えます。
これまで定期ライブという小規模のイベントなどはしてきたわけですが、単独最大キャパへの挑戦とほぼ持ち曲の全部をぶつけるファーストワンマンにかけるメンバーの想いとファンの期待度は高かった。そしてそれを裏切らない完成度の高いライブパフォーマンス、スト生時代、デビュー前、そしてメジャーデビュー後と、名曲揃いで踊れる聞かせるのバランス良い楽曲にも恵まれている。どうしても対バンの数曲では固定になりがちなセットリストだが、ワンマンでこそGEMの真価が発揮されることは間違いない。GEMが1つの目標にしていたBLAZEワンマン、僕が最後にBLAZEでGEMを見たのはちょうど1年前の対バンだったように思う。
ワンマンではメンバー自ら演出から参加し、新曲への振付、アカペラ、初のオリジナルユニット曲などライブにも挑戦が盛りだくさんで、GEMのこれからのさらなる飛躍を見せつける構成になっていた。完売したBLAZEは人がいっぱいで、2部最後の最後にメンバーもファンも号泣した熱い決意表明、そしてみんなのG・E・Mコールを思い出すと今でも目頭が熱くなる。
ワンマンライブはライブ内容もさることながら、参戦した人は一度目を通しておかないといけないのが樋口さんのブログ。GEMワンマンへの軌跡とエピソードが後日談のように語られているのです。
さらに、12月に発売になった3rdシングルのBlu-rayに当日のドキュメントが収録されている。これはぜひ自分の目で確かめてほしいのだが、2014年のGEMを巡る物語はこれによって完結して、2015年さらに上を目指してスタートしている。
1月からは単独の定期ライブがカルチャーズ劇場にて復活し、今から次のワンマンライブが待ちきれないGEMヲタクも多いはず。また彼女たちのさらに妹分、ストリート生も名曲揃いの逸材揃いなのでGEMに興味がわいたら是非チェックしてほしいと思う。
2014年アイドル編
注目アイドルでいうと2014年は凜音ちゃんが上京してメジャーデビューしたりと色々ありましたが、本当にあげだすとキリがないので、こうやって年を終えるごとにその時自分が一番好きなアイドルを書き記しておくのも悪くないかなと思います。
・其原有沙(乙女新党)
とんでもない逸材が現代アイドル界に降臨したなというのが正直な感想。あのUSJハリーポッターのCMの子が乙女新党に入ったという噂が流れ、直後に乙女新党が参加したTIFでその可愛さがアイドル界を震撼させたのも記憶に新しかと思います。
僕がアイドルの学年、誕生年、年令を変換するときは其原有沙ちゃん中学1年生、2001年8月24日生まれ、13才を基準に計算しているのはあまりにも有名 pic.twitter.com/aWudsWY8qG
もちろん静止画でも可愛いのですが、いくらの言葉を尽くすより、ぜひこのMVの 0:19~ を見てほしい。
【MV】乙女新党 – ビバ!乙女の大冒険っ!!(Short ver.) – YouTube
アイドルのお勉強♪♪|其原有沙オフィシャルブログ Powered by Ameba
その可愛さもさることながらアイドルとしての意識も高く、これから最も注目されるべきアイドルだと思っています。しかし、実際のライブMCなんかでいうとただのかしましいクソガキというのもまた魅力かと。
・廣川奈々聖(FUKUOKA はかたみにょん★)
もう1人はやはり、アイドルストリートで注目されている1人のなっちゅんかなと思っています。w-street福岡の4代目リーダーにして3代目コピンク、さらにはストリーーーーーグ2のMVPで名実ともにスト生のエースといっても過言ではない。
その歌声もまだ荒削りながら王道ポップスの正統継承者ではないかと思います。ピンクステーマで自身のソロ曲「QUETE POP」が配信限定で販売中です。youtubeでもフルバージョンを聞くことができるので、彼女の歌声の虜になってはいかがでしょう。
14 12 24 QUETE POP full 少女暗転 – YouTube
福岡がストリーーーーーグ2では最下位という結果から、3で準優勝に導いた立役者、1月からは定期ライブも始まるので、2015年がなっちゅんにとってよい1年になるよう応援していきたいと思います。
結局自分はただのDDなので、今一番自分がヲタクとして熱い乃木坂、GEM、乙女新党あとスト生のことをこのブログに書き記しておくことで総括にしたいと思います。2015年の終わりを迎える頃には自分はどこで誰のヲタクをしているのか、それは自分にも分かりません。では、お後がよろしいようで。